道具コーディネーター
番組で使用するものはすべて「道具」と呼びます。番組のイメージに合わせた家具や食器などの小物、企画で使用する大道具や舞台裏の補助アイテムまで、様々な道具の提案・貸し出し・管理を行っています。大型倉庫には10万点以上もの道具が収納されており、膨大な在庫から最適な1品を選び抜きます。
工学部メディア工学科卒
担当業務のここが楽しい!ここが大変!
道具の種類や在庫を覚える事は大変です。しかし、打合せで提案した道具を「いいね」と言ってもらい、使用が決まった時や実際に道具が飾られたセットを見た時は、嬉しくなります。
印象に残ったことは何ですか?
CMのワンシーンという小さな案件でしたが、打合せから道具出しまでを一人で担当し、実際に現場を飾った事です。飾りまで行う案件は少ない事に加え、初めて自分主体で請け負った案件だったため、とても記憶に残っています。
職場の雰囲気は?
幅広い年代の方々に囲まれて働いていますが、会話が多く、話しやすい職場です。また、主な作業場所となる緑山スタジオには協力会社の方々が多くいらっしゃるので、社員以外の方々との関わりを持てます。
どんな匠になりたい?
約10万点の道具が緑山スタジオには保管されています!その1点1点の理解を深め、打ち合わせの時に、最適な道具をスムーズに提案出来るようになりたいです。また、一人でも多くの人に頼られる存在になりたいです。
ある1日のスケジュール
10:00 出社・朝のミーティング
毎朝赤坂と緑山でWEBによる打ち合わせを行い、その日に送る道具、返却する道具の確認をします。その後、各セクションに分かれてその日の仕事内容や各々の一日の動きを共有します。
10:30 打合せ
番組のデザイナーや装飾担当と図面やロケハン資料を基に打ち合わせを行います。その中でカタログを見ながら、最適な道具を提案します。
12:00 昼食
毎日お弁当を持参しているため、事務所でお昼ご飯を食べます。仕事量によって、多少お昼の時間が遅くなる事があります。
13:00 スタンバイ(道具出し)やバラシ(道具の返却)
スタンバイでは打ち合わせで決まった道具を出し入れします。壊れている箇所がないか確認し、梱包をします。バラシはその逆の流れで返却作業です。物によってはオーダーピッカー(ハンドリフター)やフォークリフトを使って道具の出し入れを行います。
18:00 デスクワーク
1日の終わりに、その日担当した業務の伝票処理を行ないますが、道具の出庫状況の管理・見積書などの作成等には、専用のシステムが入っているパソコンを使用します。
オフの日の過ごし方
1週間分の料理や、絵を描いたりジャグアタトゥー(数週間で消えるフェイクタトゥー)のデザイン画を考えたりしています。