美術デザイナー
番組の世界観をイチから“かたちづくる”仕事です。デザインしたセット模型や3Dデータを元に、制作・技術スタッフとイメージを共有し、そうして創られたセットは番組イメージの基礎となります。机上の作業だけではなく、ロケ現場での大規模セット設営の立会いなど、体力勝負な面もあります。
デザイン学科卒
担当業務のここが楽しい!ここが大変!
関わった番組について家族や友人から感想をもらえた時、改めて「この仕事をしていて良かった!」と思えます。私たちの仕事は様々な人の目に触れ、反響をもらえるという事が本当に嬉しいです。
印象に残ったことは何ですか?
初めて歌番組のセットを担当した時です。自分の描いた世界の中にアーティストが立っている事が、とにかく不思議で・・・感動しました!
職場の雰囲気は?
デザイナーは「ずっと絵を描いている」「ずっとPC作業をしている」というイメージがあるかも知れませんが、意外と一日中、様々なスタッフと打ち合わせをしている事が多いです。想像以上に賑やかな現場です!
仕事をする上で大切にしていることは?
とにかく楽しむ事です。時には精神的にも体力的にもハードな仕事や現場はありますが、その中でも面白い事、楽しい事はたくさん溢れていると思います。それを見つけた者勝ち、楽しんだ者勝ちだと思っています。
ある1日のスケジュール
12:00 出社
前日の業務が深夜まで及んだり、当日の建て込み(セットを建てる作業)が深夜スタートの場合、出社時間をあえて遅くしたりしています。早くから作業したい場合は、早めの出社も可能なので、自分で時間をコントロールしています。
13:00 番組ディレクターと打ち合わせ
新番組の世界観を、ディレクターに模型(セットのミニチュア)で提案。無事にOKが出るか、ドキドキの瞬間です。
14:30 デザイン作業
打ち合わせでOKが出たセットを図面に描いていきます。全ての仕様を的確に伝えるために、サイズや色味など細かく指定していくので、時間を要する作業です。時間の無い時は片手にご飯を持ちながら描く事も…。
17:00 打ち合わせ
美術スタッフの方々に集まって頂き、打ち合わせをします。模型や図面を見てもらい、本当に実現可能か、出来ない場合はどうするか・・を話し合います。セットひとつひとつの仕様はここで確定していきます。
22:00 帰宅
猫と遊びながら、撮りためた録画番組を消化して寝ます。
オフの日の過ごし方
家で飼い猫と遊んだり、映画館に行きます。映画は純粋に好きだから見ていますが、テレビと手法が異なるので、いつも新鮮なインプットが出来ます。