音声
音声は番組出演者のセリフ、スポーツ中継の試合の様子や観客の歓声、効果音・BGM・ナレーションなど、あらゆる音を視聴者が聞きやすいように収録し調整する仕事です。PAは音楽ライブ会場で客席に聞かせるための音の調整(ハウスPA)や、ミュージシャン自身へ返す音の調整(モニターPA)も行います。録音は音楽のライブを録音中継車などで収録し、レコード会社やテレビ局に納品する仕事です。見えない音や声に対して瞬時に反応し、ミュージシャン、クライアントの要望に応えて音量や音質のバランスを整えていく必要があるので、高い技術が求められます。
音楽専攻
担当業務のここが楽しい!ここが大変!
自分が出演者に付けたマイクで録った音が放送された時は、やりがいを感じます。マイクを付けるときは素早く、丁寧に付けなければならないのが大変ですが、その分先輩に「今日は100点だったんじゃない?」と言って貰えた時は、とても嬉しかったです。
印象に残ったことは何ですか?
音楽番組で生演奏の時は、楽器ひとつひとつにマイクをセッティングします。例えば、ドラム1台で10本以上のマイクを使用する時もあります。なので、大きなバンドだと非常に多くのマイクを使用する事になります。そのマイク1本1本をチェックし、それぞれの音のレベルや音色を決めている事に驚きました。
仕事をする上で、大切にしていることは?
事故が起きてしまう可能性を、限りなく低くする事です。マイクの電池が収録中に切れないように余裕を持って電池交換をしたり、付けたマイクの位置は本当にそこで大丈夫か、確認を徹底しています。
どんな匠になりたい?
様々な現場で学び経験を積み、ミキサーに挑戦したいです。そして、「この人と仕事がしたい」と思ってもらえるような人になりたいです。
ある1日のスケジュール
6:00 勤務開始・打合せ
音声スタッフみんなで、一日の流れや機材などの打ち合わせをします。早朝集合の時は、前日に会社の仮眠室や近くのホテルに泊まります。
9:30 生放送開始
生放送の10分前くらいから出演者にマイクを付け始めます。マイクを付ける時は、素早く、丁寧に付ける事を一番に心掛けています。
11:45 お昼休憩
生放送中に他番組(ニュースや通販番組)が入るので、そこで小休憩です。いつもどこのお弁当か楽しみです。
14:00 放送終了~機材撤収
無事に生放送が終了し、出演者のマイクの回収や機材を撤収します。生放送の後はいつも、一気に緊張が解けます。
14:30 勤務終了
今日は空がまだ明るい時間に帰宅です。
このような日は仕事後に自分の予定を入れる事が出来るので、一日を有意義に過ごせます。
オフの日の過ごし方
自宅でギターやピアノで弾き語りをしたり、曲を作っています。会社の同期とは、休みを合わせてみんなで旅行する事もあります。