美術ディレクター
番組やイベントなどの“これがやりたい!”を形にする仕事です。
打ち合わせの中で演出意図を汲み取り実現するために、各美術スタッフにその意図を伝え て美術道具を揃え、現場ではセットの建て込みから収録、撤収作業までを円滑に進めていきます。制作スタッフや技術スタッフと連携をとり、安全を考慮して番組美術を作り上げていく、スタジオやロケ現場での牽引役です。
映像学科 劇映画コース卒
担当業務のここが楽しい!ここが大変!
何度もシミュレーションを重ね、試行錯誤を繰り返した大がかりな仕掛け(動くゲームやアトラクション)や美術の転換(セットチェンジ等)がうまく行った時には安堵感とともに大きな達成感があります。自身で考えた作り物などの演出がうまく行った時は、嬉しくてたまりません。
印象に残ったことは何ですか?
音楽番組で、大規模な撮影を屋外で行った事です。山奥で大雨の中、土にまみれてドロドロになりながら準備をし、本番を迎えました。
職場の雰囲気は?
雰囲気はとても良く、分からないところは遠慮せずにどんどん聞いています。そうすると、必ず良い答えが返ってきます。聞きづらい雰囲気もないので、気軽に誰にでも相談できる職場環境です。
仕事をする上で大切にしていることは?
スピード感です。現場によっては、急に内容が決まったりする事もあるので、その時にできる事を見極め、何が最善の対応かを意識して作業を進める事です。
ある1日のスケジュール
10:30 出社
前日にきたメールなどをチェック。
発注作業も、この時に行います。
12:30 打ち合わせ
ロケハン(現場下見)にて監督と打ち合わせ。搬入搬出ルートの確認や、セットを設置することが可能かロケ場所の計測も行います。
16:00 昼食
遅めのお昼ごはんです。日によって時間は違いますが、コンビニなどで済ませる事が多いです。この日は時間に余裕があったので、外に食べに行きました。
16:30 資料作成・発注作業
ロケハン(現場下見)を受けて、スタンバイ作業を行います。作り物や道具の配置図などを作成し、各社に発注。
21:00 勤務終了
発注作業が終わったので、帰宅します。
オフの日の過ごし方
映画が好きなので、映画鑑賞に時間を費やしています。買い物に出かけるのも好きで、友達が働いているアパレルショップに行く事もあります。