音響効果
番組制作の最終段階において、編集された映像に最適な“サウンド”(音楽や効果音)を選んだり創造、構築して音を作り出し、聴覚的な側面から番組を華やかに仕立てていく仕事です。膨大な音源データからイメージに合った音を選び出します。また、ドラマではシーンに合わせた効果音を新たに録音、収録するなどして音によって空間・感情・ストーリーを表現します。
広報メディア学科卒
担当業務のここが楽しい!ここが大変!
音を通じて自分の考えを表現できる事です。無限の選択肢があるなかで、ぴったりとハマった音をつける事ができた時や、演出の方に「あそこの音楽良かったよ」と評価してもらえた時は、非常にやりがいを感じます。
印象に残ったことは何ですか?
入社1年目で、年に1度の大型音楽番組の生放送に携わった事です。スタッフの規模や機材の量に驚きました。準備から放送まで1週間通して一つの番組を担当できた事で、オンエア後に大変達成感がありました。
仕事をする上で、大切にしていることは?
常に番組全体を意識しながら、業務を行う事です。選曲においては、どの場面でも自分の考えを持って音楽や効果音を選び、生放送においては気を抜かず、正確に次の流れを把握しながら業務に当たります。
どんな匠になりたい?
1人でも多くの方から必要とされ、それぞれから確かな信頼を得ることです。仕事の一つ一つを丁寧に行い、将来的には指名で仕事を頂けるようになりたいです。
ある1日のスケジュール
12:00 勤務開始〜素材チェック
アーティストサイドから届くカラオケデータや、当日の生放送に必要な音源を整理・準備します。前日までにある程度完成させますが、最終確認を兼ねて当日にもチェックします。
13:00 機材スタンバイ
オンエアスタジオに行き、その日使用する機材をセッティングします。先ほどチェックしたデータと合わせて、音声の方と音源に問題がないかを確認します。
15:00 リハーサル
昼食休憩を挟み、当日出演予定のアーティストの方と共にリハーサル開始。カラオケスタートのタイミングなどを確認し、本番通りに執り行います。
21:00 オンエア
いよいよ本番です。アーティストのカラオケ、BGM、効果音、拍手などを出していきます。生放送ならではの緊張感が漂う中、一つずつ確認を行いながら慎重にオペレートします。
22:00 撤収〜退社
無事に生放送が終了。機材を撤収して退社になります。一週間で一番気が抜ける瞬間です。
オフの日の過ごし方
現在はオンラインですが、友人と集まってボードゲームをする事が多いです。